家族葬の平安祭典

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公開日 │ 2025年05月29日

お葬式の髪型マナーを徹底解説!ロングヘアのアレンジ方法とは

お葬式に参列する際は、服装だけでなく、髪型にも気を配ることが大切です。髪型は、人の印象を左右する重要な要素です。身だしなみとして髪型にも気を配り、葬儀の場に適切な装いを心がけることが、故人様やご遺族への弔意を示すことにつながります。

清潔感を第一に、男女それぞれ葬儀の場に相応しい髪型を意識しましょう。

今回は、お葬式の髪型マナーを徹底解説します。お葬式に参列する際のロングヘアのアレンジ方法も解説するので、ご参考にしてください。

1.お葬式の髪型マナーの基本

お葬式の髪型マナーの基本は、清潔感を大切にし、すっきりとした印象に仕上げることです。控えめな印象を心がけ、髪色はなるべく暗くトーンを落とし、ヘアアイテムは黒色のものを使うようにしましょう。お葬式の髪型マナーの基本を詳しく解説します。

1-1.清潔感を大切にする

清潔感を大切にすることは、髪型の身だしなみを整える基本中の基本です。 髪はきれいに洗い、寝ぐせなどはしっかり直しましょう。フケや汚れがないか確認し、乱れていない状態を保つことが大切です。 過度なヘアワックスやヘアスプレーの使用は、ベタついた不潔な印象を与えてしまうことがあります。

光沢感が出てしまうこともあるため、極力避けるようにしましょう。髪型の清潔感は、慎ましい装いと合わせて、故人様を偲ぶ気持ちを表す重要な要素です。

1-2.短い髪は顔にかからないようにする

ショートヘアやボブヘアなど短い髪は、顔にかからないように気をつけましょう。特に、お辞儀をする際は、顔に髪がかかりやすくなります。顔に髪がかかると、表情が隠れてしまい、ご遺族に挨拶をする際に失礼な印象を与えてしまう可能性があります。

前髪が長い場合はヘアピンで留める、サイドの髪が気になる場合は耳にかけるなどして、すっきりとした印象に整えましょう。 顔周りをすっきりさせることで、清潔感のある印象になります。

1-3.長い髪はまとめる

ミディアムヘアやロングヘアなど長い髪は、必ずまとめるようにしましょう。 お葬式に髪を下ろしたまま参列するのは、マナー違反とされています。長い髪をまとめるときは、耳より下の低い位置にします。

凝った編み込みや巻き髪などのヘアアレンジは避け、シンプルな一つ結びやお団子にしましょう。長い髪をすっきりシンプルにまとめることで、弔事に相応しい控えめな印象になります。

1-4.控えめな印象を心がける

お葬式では、故人様とご遺族に弔意を示すために、控えめな印象を心がけましょう。自分の個性を優先して主張するのではなく、葬儀の場に相応しい装いと髪型を整えることが大切です。

髪型は、凝ったヘアアレンジやボリュームを出すスタイルを避けるのがマナーです。派手な装飾のヘアアクセサリーなども、相応しくありません。 控えめな印象の髪型を意識することで、故人様やご遺族、他の参列者の方々へ配慮を示すことができます。

1-5.髪色はなるべく暗くする

お葬式のような弔事においては、一般的に明るすぎる髪色は避けるべきとされています。 故人様を悼む厳粛な場において、華美な印象を与える明るい髪色は、あまり相応しくないからです。

金髪のようなハイトーンや、メッシュ、グラデーションなど、派手なカラーをしている場合は、可能であれば暗めの色に染めるようにしましょう。染め直すのが難しい場合は、1日だけの黒髪用スプレーなどを使う手段もあります。

ただし、近年ではファッションの変容や価値観の多様化から、明るい髪色のままお葬式に参列しても問題ないという風潮もあります。明るい髪のままお葬式に参列する際は、一層清潔感のある髪型や装いを心がけ、ご遺族や他の参列者に不快な思いをさせないように気をつけましょう。

1-6.ヘアゴムやヘアピンは黒色のものを使う

ヘアゴムやヘアピン、バレッタなどのヘアアクセサリーは、必ず黒色のものを使いましょう。派手な飾り付きや、カラフルな色、光沢感のある素材は、お葬式の場には相応しくありません。

お葬式でヘアアクセサリーを用いるときは、あくまで髪をまとめるための実用的なアイテムとして、黒色のものを選ぶのがお葬式のマナーです。

お葬式に参列する際のロングヘアのアレンジ方法 男性も女性も、ロングヘアの方は低い位置で後ろに、一つにまとめるのが基本的なマナーです。

黒のヘアゴムを使ったシンプルな一つ結びや、毛先を内側に収めた控えめなお団子ヘアが適しています。

お葬式に参列する際のロングヘアのアレンジ方法として一般的に避けたほうがいいのは、慶事向きの「夜会巻き」や華やかな印象を与えてしまう、高い位置での「ポニーテール」などです。 ハーフアップなどのヘアアレンジも、カジュアルな印象を与えてしまうため避けたほうが良いでしょう。

2.男性がお葬式に参列する際の髪型マナー

男性がお葬式に参列する際は、整髪料などを控えめにすることが大切です。整髪料は使う量によっては、ベタついたり光沢感が出たりしてしまう可能性があります。髪をきれいに整えることは大切ですが、お葬式では清潔感を心がけて、控えめな印象に仕上げることが最も重要となります。

整髪料は控えめに使い、寝ぐせなどは必ず直すように気をつけましょう。短髪の場合は、おでこや眉が見えるように整え、派手なスタイリングは避けるのがマナーです。長髪の場合は、耳より下の低い位置で後ろに一つにまとめるようにします。

男性特有のマナーとして、ヒゲはきれいに剃っておくか、整えることも忘れないようにしましょう。揉み上げも、長すぎていないか確認します。故人様やご遺族、他の参列者の方々への敬意を示す、慎ましい髪型を心がけることが重要です。

3.女性がお葬式に参列する際の髪型マナー

女性がお葬式に参列する際は、華やかな印象にならないよう意識することが大切です。こだわりのヘアスタイルなどをお持ちの方も多いかと思いますが、お葬式では個性を抑えて、清潔感を心がけながら、控えめな印象に仕上げることがマナーです。髪の長さに関わらず、顔周りはすっきりと整え、派手なスタイリングは避けるようにしましょう。過度なパーマや巻き髪、煌びやかな装飾などもマナー違反です。自分のおしゃれを尊重するのではなく、弔事の場に相応しい控えめな髪型を意識することが重要です。

お葬式では清潔感を第一に控えめな髪型となるよう心がけましょう(まとめ)

お葬式に参列する際に髪型を整えることは、故人様やご遺族への弔意を示す大切なマナーです。髪型は清潔感を第一に、控えめで落ち着いた印象となるよう心がけましょう。

男女共通で、長い髪は必ず耳より下の低い位置で一つにまとめ、凝ったヘアアレンジは避けるのが基本です。短い髪も顔にかからないように、すっきりと整えます。髪色はなるべく暗くし、使用するヘアゴムやヘアピンなどのアイテムは、黒色のシンプルなものを選びましょう。男性は整髪料の使用を控えめにすること、女性は華やかな印象にならないよう意識することが大切です。

お葬式の髪型マナーとして重要なのは、華やかさや個性を抑え、故人様を偲ぶ厳粛な場に相応しい身だしなみを整えることです。ご遺族や他の参列者の立場になって、失礼にあたらないか、不快な思いをさせてしまわないか、客観的な目線で髪型という大切な身だしなみを、適切に整えましょう。