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公開日 │ 2026年02月24日

収骨(お骨上げ)の流れやマナーを知りたい!葬儀社が分かりやすく解説

収骨(お骨上げ)とは?誰がする?知っておきたい作法を徹底解説 #separator_sa #site_title
収骨(お骨上げ)とは、ご遺体の火葬後にご遺骨を骨壷へ納める儀式のことです。火葬場職員の案内に従い、ご遺族のみなさまで執り行うのが一般的です。

収骨は、2人1組で行う、故人様の足元から頭に向かって納めていく、などの作法があります。大切な儀式に落ち着いて臨むために、収骨のマナーを確認しておきましょう。今回は、収骨(お骨上げ)について葬儀社が徹底解説します。収骨の一般的な流れやマナー、骨壷はいつ誰が用意するのか、分骨したい場合の手続き方法なども解説するので、お役立てください。

1.収骨(お骨上げ)とは火葬後のご遺骨を骨壷に納める儀式のこと

収骨(お骨上げ)とは、火葬後のご遺骨を拾い上げ、骨壷に納めていく儀式のことです。火葬場職員のご案内のもと、ご遺族のみなさまで執り行います。収骨は、故人様の大切なご遺骨を骨壷に納めて供養する重要な儀式です。

1-1.収骨に箸を使用する理由

収骨では、専用の長い箸を使用してご遺骨を拾い上げ、骨壷に納めます。 箸を使用する理由は、「箸」が「橋」と同じ音であることから、「三途の川を渡る故人様が、向こう岸へ無事に辿り着けるよう橋渡しをする」という意味合いからです。

1-2.収骨は2人1組で行うのが一般的

収骨は、ご遺族がペアとなり2人1組で行うのが一般的です。 作法は地域や宗派の慣習によって異なりますが、一つのご遺骨を2人がそれぞれの箸で同時に挟み、骨壷へ納めるのが基本の作法となります。

一人がご遺骨を箸で拾い、もう一人が箸でご遺骨を受け取り、骨壺へ納めるという作法もあります。 2人1組のペアは配偶者同士など男女で組むのが基本ですが、兄弟姉妹などで組むこともあります。

1-3.収骨の方法は西日本と東日本で違う

収骨の作法は地域によって異なりますが、象徴的なのは西日本と東日本の違いです。 西日本は「部分収骨」で、3〜5寸程度の小さな骨壷に、一部のご遺骨のみを納めます。納めるのは喉仏や頭蓋骨など主要な箇所のご遺骨で、残ったご遺骨は火葬場の供養塔などに合祀されます。東日本は「全収骨」で、7寸程度の大きな骨壷に、全てのご遺骨を納めます。 骨壷を準備される際は、地域の慣習を確認し、適切なものを選びましょう。

2.収骨の一般的な流れ

収骨の一般的な流れは、以下のとおりです。

  • 火葬終了の案内
    火葬は約1〜2時間ほどかかります。ご遺族は控室で待機し、火葬場職員の案内に従って、収骨室へ移動します。
  • 火葬場のスタッフによる説明
    収骨室では、寝台の上に整えられたご遺骨が安置されています。火葬場職員から、喉仏など主要な箇所のご遺骨の説明があります。
  • 収骨の開始
    喪主を筆頭に、故人様と血縁関係の深い順に2人1組でペアを作ります。火葬場職員の案内に従い、ご遺骨を骨壷へ納めます。
  • 最後に喉仏を納める
    最後は、喪主が喉仏のご遺骨を納めます。喉仏は「座禅を組む仏様」の姿に似ていることから、身体に宿る仏様とされています。
  • 骨壷の封印と受け取り
    火葬場職員が骨壷の蓋を閉め、桐箱に納めて包みをかけます。
    火葬済みの証となる「埋葬許可証」が発行されるため、骨壷と一緒に受け取りましょう。

以上が、収骨の一般的な一連の流れとなります。 初めての方は戸惑われるかと思いますが、火葬場職員の案内に従い、落ち着いて故人様の大切なご遺骨を納めていくことが大切です。

3.収骨のマナー

収骨の際にご遺骨は、故人様の足元から頭に向かって納めていくのが一般的な作法です。お骨上げの際にご遺骨が割れてしまっても落ち着いて儀式を続け、火葬場職員の案内に従いゆっくりと進めていくことを心がけましょう。収骨のマナーについて解説します。

3-1.ご遺骨は足から頭に向かって納めていく

ご遺骨の収骨は足、体、頭の順番で進めていき、最後に喉仏を納めます。 足元から頭に向かって納めていく理由は、骨壺の中で故人様が生前と同じく立っているような状態になるようにという配慮からです。

3-2.ご遺骨が割れてしまっても落ち着いて儀式を続ける

火葬後のご遺骨は、高熱でとても脆くなっています。 そのため、少しの衝撃が加わるだけで、割れたり欠けたりすることがあります。 大切な故人様のご遺骨が割れてしまうと、ショックを受けたり「不謹慎なことをした」とご自身を責めたりする方もいらっしゃいますが、決して気にすることはありません。

割れてしまったご遺骨も一つひとつ丁寧に骨壷へ納めることが、何よりの供養になるため、気を落とさず落ち着いて儀式を続けましょう。

4.骨壷はいつ誰が用意する?

骨壷を用意するのは喪主の役割ですが、実際の手配は葬儀社が行うのが一般的です。骨壷は基本的に葬儀の打ち合わせのときに決め、葬儀社に手配してもらいます。材質はかつては白磁が一般的でしたが、近年では故人様の好まれていた色や柄、あるいは手元供養に適したデザイン性の高いものなど、多種多様な選択肢があります。

サイズに関しては前述の通り、西日本と東日本で主流となる大きさが異なるなど地域や宗派によって慣習があるため、まずは確認をする必要があります。ただ、基本的には葬儀社が地域や宗派の風習に合わせた、適切なサイズを提案してくれますので、お任せして問題ないかと思います。

ご自身で購入した特別な骨壷を用いたい場合は、必ず事前に葬儀社や火葬場へ確認するようにしましょう。

5.分骨したい場合の手続き方法

「ご親族でご遺骨を分けて、それぞれの地域に納めたい」、「一部を手元供養したい」など、様々なご事情でご遺骨を分けて供養する分骨を望まれる方がいらっしゃいます。分骨を行うには、法的な手続きと事前の準備が必要です。最も円滑なのは、葬儀社・火葬場へ事前連絡をし、収骨の際に分骨を行うことです。

分骨用の小さな骨壷を別途手配しましょう。また、火葬場では「分骨証明書(火葬証明書)」を発行してもらわなくてはなりません。

分骨証明書は、分骨をするうえで必要な法的な書類です。ご遺骨の埋葬時や永代供養時などに必要となるため、大切に保管しましょう。

収骨の際ではなく後日分骨する場合は、現在埋葬されている墓地の管理者である寺院や霊園から「分骨証明書」を発行してもらいます。この場合、墓石を動かすための石材店の手配や、閉眼供養・開眼供養などの法要が必要になることがあります。新たに費用が発生するため、分骨は収骨時に行うことを推奨いたします。

収骨(お骨上げ)は故人様の大切なご遺骨を骨壷に納める大切な儀式(まとめ)

収骨(お骨上げ)は、火葬を終えた故人様のご遺骨を骨壷に納め、安らかな眠りを祈る重要な儀式です。2人1組で行う箸渡しや、足元から頭へと納めていく順番など、独自の作法がありますが、これらはすべて「故人様が無事に三途の川を渡れるように」、「骨壷の中でも生前と同じ姿でいられるように」という願いが込められたものです。

地域によって全収骨と部分収骨の違いがあるため、骨壷のサイズ選びや分骨の手続きなどは、事前に地域の慣習を確認し、葬儀社と相談しながら進めることが大切です。当日は火葬場職員が丁寧に先導してくれるため、作法に不安がある方も心配はいりません。悲しみの中ではありますが、マナーを守り、落ち着いて最期のお別れの時間を過ごしましょう。

監修 平安祭典マーケティング部 責任者 伊藤
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査 1級葬祭ディレクター
小さなお葬式 コラム編集部
平安祭典マーケティング部 
責任者 伊藤
厚生労働省認定 
葬祭ディレクター技能審査 
1級葬祭ディレクター

葬祭業界で30年以上の実務経験を持ち、年間数百件に及ぶ葬儀に携わりながら、 ご遺族に寄り添った葬儀サービスを担当。現場の知識と豊富な経験を基に、 分かりやすい葬儀・終活情報の監修を行う。
利用者の不安を和らげ、安心して判断頂けるコンテンツづくりに努めている。