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公開日 │ 2024年11月01日

お通夜の開始時間と所要時間は?遅れてしまう場合の対処法も解説

お通夜が執り行われる時間帯は、18〜19時前後が一般的です。所要時間は1時間ほどですが、通夜振る舞いがある場合は2時間ほどになることもあります。お通夜の開始時間や所要時間は、地域によって異なることがある点にも留意しておきましょう。

今回は、お通夜の時間を「開始時間」と「所要時間」でご解説します。お通夜の時間に間に合わないときの対処法も解説するので、ご参考にしてください。

1.お通夜の「開始時間」と「所要時間」

お通夜の開始時間は一般的に、18〜19時前後です。

所要時間は1〜2時間ほどで、20〜21時頃に散会となります。

お通夜の「開始時間」と「所要時間」について詳しくご解説します。

1-1.お通夜の開始時間

お通夜の一般的な開始時間が18〜19時前後である理由は、故人様がお亡くなりになられたあと、夜通しでご遺族がご遺体を見守ることに起因しています。お通夜は夜を徹して、故人様と最後に過ごす大切な時間でもあります。

お通夜は故人様とご遺族だけで過ごす最後の大切な時間でしたが、近年は仕事などの都合から昼間よりも夜のほうが弔問しやすいと、お通夜に多くの弔問客が訪れるようになっています。

そのため、故人様がお亡くなりになられた当日を「仮通夜」とし、葬儀・告別式の前日を「本通夜」とする場合もあります。

仮通夜はご遺族だけで故人様を見守り、本通夜では遠方のご親族や弔問客などを迎え入れるのが一般的です。仮通夜は基本的に◯時から執り行うというような形ではなく、1日を通してご遺族が故人様を見守り、最後の時間をゆっくりと静かに過ごします。

仮通夜と本通夜を執り行う場合は、基本的に仮通夜では読経や通夜振る舞いなどを行いません。

1-2.お通夜の所要時間

お通夜の一般的な所要時間は1時間ほどと短く、通夜振る舞いがある場合は2時間ほどになります。

お通夜では、僧侶による読経と弔問客による焼香などを行います。

読経や焼香のあとにある僧侶による法話は、ご遺族の悲しみの気持ちを慰めるためのものです。 故人様がお亡くなりになられてすぐに執り行われるお通夜では、ご遺族の精神的動揺が強く、悲しみに暮れる様子が伺えるかと存じます。

お通夜に参列するときはご遺族のお気持ちに配慮し、最後まで参列するようにしましょう。

2.お通夜の流れ

お通夜の営まれ方は、宗派や地域によって異なります。仏教式の一般的なお通夜の流れは、以下のとおりです。

  • 受付
  • 僧侶の読経
  • ご遺族と弔問客の焼香
  • 僧侶の法話
  • ご遺族の挨拶
  • 通夜振る舞い
  • 散会

参列者はお通夜の受付で芳名帳に記帳し、持参した香典を受付係に渡します。時間がきたら着席し、僧侶が到着すると読経が行われます。読経のあとは、ご遺族と弔問客の焼香です。ご遺族や関係者の焼香は、回し焼香で行われることもあります。

焼香のあとは、僧侶の法話です。私語を慎み、しっかりと耳を傾けましょう。

ご遺族の代表による挨拶が済みましたら、通夜振る舞いの案内があります。通夜振る舞いでは食事を囲みながら、故人様との思い出を語り合いましょう。

基本的にお通夜の通夜振る舞いでは頃合いをみて、参列者は各々で散会して問題ございません。

ご遺族にお声かけをしてから、斎場を離れるようにしましょう。通夜振る舞いでは長居せず、30分〜1時間ほどで退席するのがマナーです。

3.お通夜の開始時間に間に合わないときの対処法

お通夜の開始時間に間に合わないときは、必ずご遺族や斎場に早めに連絡を入れましょう。

連絡をするときは、遅れる理由を簡潔に伝え、到着予定時刻を知らせます。

遅れて斎場に到着した際は、受付で事情を伝えて状況の確認を行います。

着席する席や焼香の順番などを教えてもらい、受付係や葬儀社のスタッフの指示に従いましょう。

可能であればタイミングを見計らって、ご遺族に直接お詫びと弔意を示すようにします。通夜振る舞いの有無にもよりますが、1〜2時間以上遅れる場合は、お通夜に間に合わない可能性があります。

お通夜が終わったあとに到着すると、片付けや葬儀の準備に進んでいる可能性があり、ご遺族に負担をかけてしまうことになりかねません。

お通夜に間に合いそうもない場合は、翌日の葬儀や告別式に参列するようにしましょう。ただし、ご親族の場合はお通夜に間に合わなかったとしても、駆け付けるようにします。

本通夜の場合は遅い時間まで故人様を偲ぶため、儀式には参列できなくても、故人様のそばで手を合わせることはできるからです。

葬儀や告別式の準備のお手伝いができる可能性もあるため、ご親族の場合は遅れる旨を連絡し、お通夜後であっても故人様やご遺族のもとに向かうようにしましょう。

お通夜は夕方から夜の時間帯に執り行われる(まとめ)

お通夜は、故人様と最後の夜を過ごし、冥福を祈る儀式です。お通夜の開始時間は18〜19時頃が一般的で、所要時間は約1時間ほどになります。通夜振る舞いがある場合の所要時間は、約2時間ほどです。

通夜振る舞いでは長居せず、30分〜1時間ほどで退席するようにしましょう。

お通夜の時間に間に合いそうもないときは、必ずご遺族や斎場に連絡を入れます。30分ほどの遅れであれば可能な限り早く駆け付け、1時間前後の遅れの場合は状況にもよりますが、参列を諦め翌日の葬儀や告別式への参列を検討しましょう。