マナー
公開日 │ 2026年01月31日
更新日 │ 2026年02月09日
お花代の金額相場・封筒の書き方・マナー・お礼状の例文を徹底紹介
もくじ
今回は、お花代の金額相場や封筒の書き方を紹介します。お花代のマナーやお礼状の例文も解説するので、お役立てください。
1.お花代とは
お花代には、「供花の費用としての役割」と「香典の代わりとしての役割」があります。 お花代を用意する際は、どちらの意味合いでお渡しするのかを明確にしましょう。 お花代が持つそれぞれの役割について解説します。
1-1.供花の費用としての役割
供花(きょうか)とは、葬儀や法要の際に故人様に供えるお花のことです。 祭壇の両脇に供えられるのが一般的で、故人様のご冥福を祈り哀悼の意を表す役割を担っています。お花代を供花の費用としてお渡しする場合は、香典とは別に包みます。
原則として、香典とお花代の両方をお渡しする必要はなく、どちらか一方を送るのが一般的です。 香典との違いとして、お花代は葬儀や法要から日にちが経っていてもお渡しできます。
1-2.香典の代わりとしての役割
ご遺族が香典を辞退された場合や葬儀や法要から日にちが経っている場合は、香典の代わりとしてお花代をお渡しすることがあります。 ただ、ご遺族が香典を辞退されている背景には、弔問やお返しの対応の負担を軽減したいというお考えがあるかもしれません。 弔意を示すことは大切ですが、ご遺族のご意向に配慮し、慎重に判断しましょう。
2.お花代の相場
お花代の金額相場は、供花代としてお渡しするのか、香典の代わりとして包むのかによって変動します。お花代を供花代としてお渡しする場合の金額相場は、1万5,000円〜3万円程度です。供花を葬儀社に依頼する場合の費用目安が、1基1万5,000円〜3万円程度になるからです。ただし、供花の費用は葬儀社や花の種類や大きさなどによって、変わってきます。
地域や宗派の慣習もあるため、不安な場合は事前に葬儀社に相談することを推奨いたします。お花代を香典の代わりとしてお渡しする場合の金額相場は、香典の相場と同じです。ご自身の年齢や故人様との関係性によりますが、香典の相場は友人・知人や会社関係者の場合で5,000円〜1万円程度が目安です。
ご親族や故人様と関係性が深い場合は、さらに多く包むのが適切なこともあります。お花代は葬儀や法要の規模、ご自身の年齢、故人様との関係性などを考慮して、慎重に判断し決定しましょう。
3.お花代の封筒の書き方
お花代は、香典と同じく不祝儀袋に包んでお渡しします。水引は「結びきり」を選びましょう。不祝儀袋が用意できない場合は、白色の無地の封筒を使用しても構いません。お花代の封筒の表書きには、薄墨の筆や筆ペンで、上段中央に「お花代」もしくは「御花代」と書きます。
下段中央には、差出人であるご自身の氏名を記しましょう。中袋がある場合は、表に旧字体で金額を書き、裏に住所と氏名を記載します。中袋がない場合は、外袋の裏、左下に住所と金額を書くようにしましょう。
4.お花代のマナー
お花代を包む際は、新札を避けるのが一般的なマナーです。 高額を包まないことや郵送する場合は「現金書留専用封筒」を使用することも、知っておきたいマナーです。 お花代のマナーを詳しく解説します。
4-1.新札は避ける
新札を用意すると、「不幸事に備えていた」という印象を与えてしまうため、基本的には控えるのがマナーです。 過度な使用感や汚れのないお札を包みましょう。 手元に新札しかない場合は、軽く折り目をつけるようにします。
4-2.高額を包まない
お花代は、少額すぎても高額すぎても失礼にあたることがあります。 ご遺族がお花代のお返しを手配する際に、負担が大きくなってしまうからです。 お花代は様々な状況を考慮したうえで、一般的な金額相場に準ずることを推奨いたします。
4-3.郵送は「現金書留専用封筒」を使用する
お花代を郵送でお渡しする場合は、「現金書留専用封筒」を使用しなくてはなりません。 金銭の入った状態の封筒を単体で投函すると、郵便法に抵触する可能性があるため、注意が必要です。現金書留専用封筒は、郵便局の窓口で入手できます。
5.お花代のお返しについて
お花代をいただいた場合は、香典と同様に、お返しをするのが一般的です。お花代のお返しの相場は、3分の1〜半額程度です。お礼状を添えて、洗剤やタオルなどの消耗品や、日持ちのするお菓子などの品物をお渡ししましょう。ただし、ご親族からの供花や、お相手から香典返し辞退の旨をいただいている場合は、お返しをしなくてもいいこともあります。
お花代のお返しをするべきかどうかは、包んでいただいた金額やお相手との関係性などによって変わってきます。お互いのご意向を尊重し、気を遣いすぎないように配慮することが大切です。
6.お花代のお礼状の例文
お花代のお返しには、お礼状を添えるのが一般的です。お花代のお礼状の例文は、以下のとおりです。
「このたびの 亡父 ○○の葬儀の折には立派なお供えを賜りまして誠にありがとうございました
謹んでお受けいたし、霊前に飾らせていただきました
△△様のご芳情に心より御礼申し上げます
本来であればお伺いしてお礼を申し上げたいところではございますが 略儀ながら書中にて失礼いたします
◯年◯月◯日 住所 氏名」
句読点は使用せず、短く簡潔にまとめましょう。
お花代をお渡しするかはご遺族に配慮して慎重に判断しましょう(まとめ)
お花代は、供花の代金や香典の代わりとして故人様とご遺族に手向ける大切なお金です。供花代としてお渡しする場合は1万5,000円〜3万円程度、香典代わりの場合は5,000円〜1万円程度が目安相場となります。不祝儀袋や白封筒を用い、表書きは薄墨の筆で「お花代」あるいは「御花代」と記すのがマナーです。新札は避け、ご遺族の負担にならない金額を包むよう配慮しましょう。
一方、ご遺族側はお花代をいただいた際、香典返しと同様に3分の1〜半額程度の品にお礼状を添えてお返しするのが一般的です。お花代は故人様への弔意を表す重要な手段の一つですが、何より大切なのは、ご遺族の意向を尊重することです。状況を慎重に判断し、マナーを守って真心を込めてお渡ししましょう。














