マナー
公開日 │ 2026年02月24日
意外と知らない納骨式の服装マナー!家族のみで納骨を行う場合は?
もくじ
今回は、納骨式の服装マナーを葬儀社が徹底解説します。家族のみで納骨を行う場合の服装や注意点、持ち物についても解説するので、お役立てください。
1.納骨式の服装は地味な色の平服を着用するのが一般的
四十九日法要後に納骨式を執り行う場合は、喪服ではなく地味な色の「平服」を着用するのが一般的です。しかし、「平服」は普段着のことを指すのではありません。弔事における「平服」とは「略喪服」のことで、黒色・紺色・グレーなどのダークトーンで統一した控えめな装いのことです。
平服を着用する場合は、弔事の場に相応しい装いを心がけ、カジュアルすぎる服装にならないよう配慮することが大切です。
1-1.地域や宗派の慣習によっては喪服を着用することもある
地域や宗派の慣習によっては、四十九日前に納骨式を執り行うことがあります。 四十九日前に納骨式を執り行う場合は、忌中であることから、喪服を着用するのが一般的です。四十九日法要と合わせて納骨式を執り行う場合も、喪服を着用します。また、納骨式を四十九日後に執り行う場合であっても、地域や宗派の独自の慣習によって、喪服を着用することがあります。
判断に迷う場合は、ご親族間で話し合ったり、菩提寺に相談したりすることを推奨いたします。喪主の方は、参列者間で服装の認識の違いが生まれないように、事前に服装に関してご案内できると親切です。
2.納骨式の服装マナー
納骨式では男性はダークスーツを、女性は地味な色のスーツやアンサンブルを着用するのが一般的です。お子様の場合は、制服や準ずるシンプルな服を着用します。 納骨式の服装マナーを詳しく解説します。
2-1.男性
納骨式で男性は平服として、ブラック、ネイビ-、グレーなど無地のダークカラーのスーツを着用するのが一般的です。シャツは白色の無地、ネクタイは黒色の無地を合わせます。靴下は黒色の無地、靴は黒色の革靴を選びましょう。革靴はストレートチップが最もフォーマルですが、派手な金具や装飾がなければプレーントゥでも許容されます。
光沢感のあるエナメル素材や、殺生を連想させるスエード素材などは避けましょう。 ベルトは黒色で、バックルが目立たないシンプルなものが適切です。
男性は清潔感とフォーマル感を意識した装いに整えましょう。
2-2.女性
納骨式で女性は平服として、ブラック、ネイビ-、グレーなど無地のダークカラーのスーツやアンサンブルを着用するのが一般的です。 スカート丈は膝が隠れるように配慮し、肌の露出を控えるようにしましょう。 ブラウスやカットソーは、スーツやアンサンブルに合う無地の落ち着いた色のものを選びます。
ストッキングは黒色が基本ですが、平服の場合は肌色でも許容されます。靴はヒールが3〜5cm程度と低い黒色のパンプスを履くのが基本的なマナーです。スニーカーやブーツなどは避けましょう。
アクセサリーなどの装飾品はなるべく控えるのが望ましいですが、着用する場合は「涙の象徴」とされる真珠が適切です。ただし、真珠であっても二連のネックレスは「不幸が重なる」ことを連想させるため、マナー違反です。 女性は艶や光沢のある装いを控え、シンプルで落ち着いた印象の服装を心がけましょう。
2-3.子ども
お子様の場合は、大人ほど厳格なルールはありませんが、弔事の場の雰囲気を乱さない配慮が必要です。 学生の方は、制服が正装となります。 制服のボタンに光沢があったり、スカートがチェック柄であったりしても、制服であれば問題ありません。制服がない場合は、大人と同様に無地のダークカラーのシンプルな服を着用しましょう。
男の子は白シャツに紺色やグレーのズボン、女の子は派手な装飾のないワンピースや、ブラウスにスカートを合わせるのが一般的なマナーです。
乳幼児はキャラクターものや派手な色を避け、ベージュや水色など落ち着いた色味の服装にします。 靴は黒色の革靴が理想的ですが、持っていない場合は、黒色や紺色などの落ち着いた色のスニーカーでも構いません。 お子様は正装である制服を着用するか、落ち着いた色味のフォーマルな装いを心がけましょう。
3.ご家族のみで納骨を行う場合の服装や注意点
ご家族のみで納骨を執り行う場合であっても、普段着は控えて、略喪服としての平服を着用するのが基本的なマナーです。Tシャツ、ジーンズ、サンダルなどの軽装は、故人様への敬意を欠く服装とみなされます。お寺の境内や霊園は公共の場であり、他の法要を執り行っている方々もいらっしゃいます。周囲に不快感を与えないためにも、弔事に相応しいフォーマルな装いを意識しましょう。
納骨式は屋外で執り行われるため、環境や天候に配慮した服装を心がけることも大切です。墓地によっては足場が悪かったり、砂利道だったりすることがあります。家族のみであれば安全を考慮して、派手ではない歩きやすい靴の着用を認めるのも選択肢の一つです。
夏は暑さを考慮してノーネクタイ・ノージャケット、冬は寒さを考慮して手袋やマフラーを着用するなど、体調を気遣うために柔軟に対応することも重要です。家族のみで納骨を行う場合は、事前に具体的な服装の指定を共有できると安心です。
4.納骨式に参列する際に必要な持ち物
納骨式に参列する際に必要な持ち物は、以下のとおりです。
- 数珠(じゅず)
仏教形式の納骨式では、基本的に読経があります。数珠を持参し、故人様を供養しましょう。数珠の貸し借りは、マナー違反です。必ずご自分のものを持参しましょう。 - 香典(参列者の場合)
納骨式のみに参列する場合は、香典を持参するのが一般的です。同じ日に四十九日法要などがあり、そちらに参列する場合は納骨式での香典は不要です。 - お布施(喪主の場合)
納骨式で僧侶に読経をしてもらう場合は、お布施をお渡しします。白い封筒に入れ、袱紗に包んでお渡ししましょう。 - 供物(くもつ)・供花(きょうか)
故人様が生前好んでいた飲食物やお花を、お供物として持参することがあります。ただし、霊園やお寺によっては持ち込みの規則があるため、事前に確認しましょう。
その他にも、ハンカチや念のための雨具など、身だしなみとしての持ち物も忘れないようにしましょう。
納骨式では地味な色の平服を着用しましょう(まとめ)
四十九日法要後であれば、喪服ではなく「略喪服」としての「平服」を着用するのが一般的ですが、四十九日前や地域・宗派の慣習によっては、喪服が求められることもあります。
平服を着用する場合は普段着ではなく、黒色や紺色などのダークトーンを基調とした、弔事の場に相応しい控えめな装いを心がけましょう。また、ご家族のみで納骨を執り行う場合でも、故人様に敬意を払い、ジーンズなどの軽装は避けるのがマナーです。
屋外での儀式となるため、足元の安全性や天候に応じた体調管理にも柔軟に配慮することが大切です。数珠や香典、お布施といった持ち物の準備も忘れずに行い、万全の態勢で故人様の安らかな眠りをお祈りしましょう。ご不安な点がある場合は、事前にご親族や菩提寺へ相談しておくと安心です。














