マナー
公開日 │ 2026年01月31日
更新日 │ 2026年02月09日
香典を入れる際はお札の向きや封筒の閉じ方に配慮しよう!気になる注意点も解説
もくじ
今回は、香典の入れ方と準備の流れを葬儀社が解説します。香典袋の閉じ方のマナーやお札を入れるときの注意点も解説するので、ご参考にしてください。
1.香典の入れ方と準備の流れ
香典は、不祝儀袋を用意して包みます。 お札を入れる際は、向きにも配慮することが大切です。 香典の入れ方と準備の流れを詳しく解説します。
1-1.不祝儀袋を用意する
不祝儀袋とは、葬儀や法要など弔事で金銭を包む際に使用する封筒のことです。 不祝儀袋には「のし」がなく、水引は黒白や双銀の結び切りになっています。 香典は、不祝儀袋に入れてお渡しします。
不祝儀袋はコンビニエンスストアでも購入できますが、簡易的なデザインであることが多いため、百貨店や仏具店など専門店での入手を推奨いたします。特に、10万円以上の高額を包む場合は、百貨店や仏具店などで「大金封」と呼ばれる、銀色のあわじ結びの水引が付いた香典袋を購入して使用するのが一般的なマナーです。
1-2.お札の向きに配慮する
香典を入れる際は、香典袋の表書きに対して、お札が裏面になるように入れます。 肖像画が下側になるように入れ、中袋の封を開けた際に、すぐに金額が見えるように配慮しましょう。 お札を「裏側・下向き」に入れる理由は、2点あります。
1点目は、肖像画を裏にすることで、「悲しみで顔を伏せている」と表現するためです。 2点目は、肖像画を下向きに入れると、ご遺族が封を開けた際にすぐに金額が見えるため、香典の額を把握しやすくするためです。 お札が複数枚ある場合は、全て向きを揃えて入れるようにしましょう。
2.香典袋の閉じ方のマナー
香典袋の中袋は、封をしないのが作法です。 外袋の折り込み口は上から下にかぶせるなど、香典袋を閉じる際はマナーを確認しながら進めましょう。 香典袋の閉じ方のマナーを詳しく解説します。
2-1.中袋は封をしない
香典袋には、中袋があるものとないものがあります。 中袋がある場合、中袋には封をしないのが作法です。 中袋にのり付けの封がしてあると、ご遺族の開封の手間を増やしてしまうからです。 外袋があるため、中袋に封をしなくても、お札がこぼれてしまうことはありません。
2-2.外袋の折り込み口は上から下にかぶせる
香典袋の外袋は、裏側に折り込み口があるのが一般的です。 折り込み口は、上から下にかぶせて閉じます。 左開きになるように、右→左→下→上の順で折りましょう。 右開きや下から上にかぶせるのは、弔事ではなく慶事のマナーです。
3.香典のお札を入れるときの注意点
香典のお札を入れるときは、新札や古すぎるお札を避けるのがマナーです。 縁が切れることを連想させるため、偶数の金額を避けるのも一般的な慣例となっています。 香典のお札を入れるときの注意点を詳しく解説します。
3-1.新札や古すぎるお札は避ける
香典では、新札を包むのはマナー違反となります。
新札を用意すると、「不幸事が起こるのを予測していた」と捉えられるため、ご遺族に失礼な印象を与えてしまうからです。ただし、汚れていたりシワが多かったり、古すぎるお札を包むのも不作法です。 香典で包むお札は、適度な使用感のあるきれいなものを選ぶようにしましょう。
3-2.偶数の金額は気にしなくてもよい
偶数は割り切れることから、「縁が切れる」を連想させるとして、香典では奇数の金額を選ぶ考え方が一般的とされてきました。ただし近年では、奇数・偶数にとらわれず、故人様とご遺族に弔意が伝わる金額であれば良いとされています。
香典は不祝儀袋に入れてお札の向きに配慮しよう(まとめ)
香典は、故人様への弔意とご遺族への労いを込めた大切なものです。準備の際は、金額に見合った不祝儀袋を選び、お札は「裏側・下向き」に揃えて入れましょう。これは悲しみで顔を伏せる意味と、ご遺族が金額を確認しやすくするための配慮です。封をする際は、中袋はのり付けせず、外袋の裏側は「上から下」へ被せるのが弔事の作法です。
また、新札は「不幸を予期していた」とされるため避け、適度な使用感のあるお札を用意しましょう。金額は「縁が切れる」ことを連想させる偶数を避け、奇数にするのが一般的です。こうした細やかなマナーを守ることは、ご遺族の心に寄り添う姿勢そのものです。形式だけでなく、真心を込めて準備を進めましょう。














