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公開日 │ 2024年11月30日
更新日 │ 2024年12月09日
葬儀の日程の決め方は?いつ決まるのか、注意点も徹底解説
もくじ
今回は、葬儀の日程の決め方について解説します。葬儀の日程はいつ決まるのか、基本的な日程についてと注意点も解説するため、ご参考にしてください。
1.葬儀の日程はいつ決まる?
葬儀の日程が決まるのは、一般的に葬儀社を手配するタイミングです。葬儀社を選定し連絡するタイミングで、葬儀の日程を決定します。
ただし、故人様のご逝去が夜の遅い時間帯で、葬儀社の手配が深夜に及ぶ場合は、時間を改めて葬儀の日程を決めることもあります。
2.葬儀の基本的な日程
葬儀の基本的な日程は、お通夜、葬儀(告別式)、火葬の流れで進んでいきます。
葬儀の基本的な日程は、以下のとおりです。
- お通夜…故人様がご逝去された日の翌日の夜
- 葬儀(告別式)と火葬…故人様がご逝去された日の翌々日
宗派や地域によっては、故人様がご逝去された日の夜にお通夜を執り行うこともあります。また、葬儀場や火葬場の予約状況によっては、葬儀が日述べとなることもあります。
3.葬儀の日程の決め方
葬儀の日程を決めるときは、宗派や地域、ご遺族や参列者のご事情を考慮することが大切です。火葬場の空き状況、菩提寺や僧侶の都合、参列者のご予定なども確認する必要があります。
葬儀の日程の決め方について詳しく解説します。
3-1.火葬場の空き状況
葬儀社と葬儀の日程を決めるときは、火葬場の空き状況を確認してから日程を組むのが一般的です。東京などの都心部では、火葬場の数が少なく、予約が取りにくい状況にあります。火葬が1週間先になることもあるため、お通夜や葬儀の日程も基本的なスケジュールより、日延べとなる可能性があります。
火葬場の予約は葬儀社を通じて行うことで、葬儀の日程決めを円滑に進めやすくなります。
3-2.菩提寺や僧侶の都合
仏教葬儀では、菩提寺に連絡をして僧侶に読経などを依頼します。菩提寺や僧侶にはなるべく早く連絡し、想定している葬儀の日程に合わせて来てもらえるか、都合を確認しましょう。菩提寺や僧侶の都合が合わない場合は、葬儀の日程を1〜2日ほど日延べしても構いません。
ただし、ご遺族のご都合や火葬場の空き状況などによっては、日延べせず早めに葬儀を執り行ったほうがいい場合もあります。菩提寺や僧侶の都合がどうしても合わない場合は、他の寺院で同じ宗派の僧侶を紹介してもらい、読経などを依頼する手段もあります。
3-3.ご遺族や参列者の予定
葬儀の日程を決めるときは、ご遺族や参列者のご予定も考慮することが大切です。故人様の配偶者様やご子息・ご息女など、重要な立場にあるご遺族が参列できる日程を組むようにしましょう。ご遺族や参列者の仕事などを考慮し、土日に執り行うケースも多く見受けられます。
4.葬儀の日程を決めるときの注意点
葬儀の日程を決めるときの注意点は、「友引」の日を避けることです。
地域の風習を確認すること、日延べを検討するときはご遺体に配慮することも重要です。葬儀の日程を決めるときの注意点を詳しく解説します。
4-1.「友引」の日を避ける
「友引」とは六曜のひとつで、「なにごとをしても勝ち負けがない」という意味のある日です。「友を引く」という文字が「友人を道連れにする」ということを連想させるため、一般的に葬儀の日程としては、避けられている傾向にあります。しかし、実は仏教と六曜に関係性はありません。
友引の日に葬儀を執り行っても問題ないと考える方も多くいます。葬儀の日程を決めるうえで友引の日を避けるかどうかは、ご遺族でよく話し合って決めるようにしましょう。
4-2.地域の風習を確認する
葬儀の日程は、地域によって風習が異なる場合があります。たとえば、全国的に多いのは後火葬ですが、一部の地域では前火葬の風習があります。地域の風習によっては、葬儀の日程が前後するなど、一般的な日程とは異なることがある点にお気をつけください。
4-3.日延べはご遺体に配慮する
葬儀の日延べとは、当初予定していた葬儀の日程を、何らかの理由で後日に変更することです。
葬儀の日程を決めるうえでは、 葬儀場や火葬場の空き状況、菩薩寺や僧侶の都合、ご遺族や参列者のご予定など、 様々な要因を考慮する必要があります。
葬儀を日延べしなくてはならないこともあるかと思いますが、その場合はご遺体に配慮することが大切です。ご遺体の状態は、夏と冬など季節によっても変わります。故人様の尊厳を保つためにも、ご遺体の状態には細心の注意を払うようにしましょう。
葬儀の日程は宗派や地域、ご遺族や参列者のご状況に配慮して決めましょう(まとめ)
葬儀の日程が決まる一般的なタイミングは、葬儀社の手配をするときです。葬儀社と葬儀場や火葬場の空き状況などを確認し、お通夜や葬儀(告別式)、火葬など葬儀の日程を決定します。
葬儀の日程を決めるときは、葬儀場や火葬場の空き状況だけでなく、菩薩寺や僧侶の都合、ご遺族や参列者のご予定なども考慮することが大切です。宗派や地域の風習を確認し、故人様のご遺体の状態にも配慮しながら、最適な日程を組めるよう慎重に進めていきましょう。