家族葬の平安祭典

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公開日 │ 2024年07月31日

更新日 │ 2024年08月19日

家族葬で香典を辞退されたらどうする?香典以外で弔意を伝える方法

香典の辞退とは、ご遺族が参列者からの香典の受け取りを辞退することです。家族葬などでご遺族が香典を辞退された場合に、無理に香典を渡すのはマナー違反になります。

ご遺族の意向を尊重することが大切です。とはいえ、故人に対する気持ちやご遺族への弔意を伝えるために、何かをしたいと思う方は多いかと思います。

今回は、家族葬と一般葬の香典の扱い方の違いや、香典以外で弔意を伝える方法を解説します。家族葬に参列するときの注意点も解説するため、ご参考になれば幸いです。

1.家族葬と一般葬の香典の扱い方の違い

結論から申し上げて、実は、家族葬と一般葬の香典の扱い方に大きな違いはありません。香典とは、故人の霊前に供えるお花やお香に代わる金銭のことを指します。香典には、ご遺族の葬儀の負担を補うという、相互扶助的な意味もあります。

家族葬であっても一般葬であっても、執り行う費用は必ず発生するため、参列するときは香典を持参するのが一般的です。ただし、家族葬の場合は、ご遺族が香典を辞退されるケースがあります。

香典を辞退される理由としては、主に以下のようなことが考えられます。

  • 故人の生前の意向
  • 「参列者に負担をかけたくない」
  • 香典返しなどの負担を軽減したい

香典の辞退の旨は、葬儀の案内状や会場の受付などで伝えられます。ご遺族から香典を辞退したいと伝えられたときは、無理に渡すのではなく、意向を尊重して従うことが大切です。

2.香典を辞退されている家族葬で弔意を伝える方法

ご遺族が香典を辞退された場合は、他の方法で弔意を伝えることをおすすめします。香典以外で弔意を伝える方法は、弔電や供花・供物を送ったり、ご遺族に直接お悔やみの言葉を伝えたりすることです。香典以外で弔意を伝える方法について詳しく解説します。

2-1.弔電を送る

弔電とは、葬儀に参列できないときに、お悔やみの言葉を伝える電報のことです。家族葬で葬儀に参列することができなくても、ご遺族が香典を辞退されていても、弔電ならご遺族に負担をかけることなく、お悔やみの言葉を伝えられます。

2-2.供花や供物を送る

香典の代わりに、供花や供物を送ることで、弔意を示す方法もあります。供花は生花、供物はお線香やお菓子などを送るのが一般的です。故人の好きなお花や品物を送るのも良いかと思います。

ただし、ご遺族が香典を辞退する場合、供花や供物も受け取られないケースが多くあります。

3.家族葬に参列するときの注意点

家族葬に参列するときは、ご遺族に香典辞退の意向がある場合、無理に渡さないよう気をつける必要があります。香典の代わりに供花や供物を送る場合は、問題ないか事前に確認することも大切です。

3-1.香典辞退の意向がある場合は無理に渡さない

ご遺族に香典辞退の意向がある場合は、尊重することが大切です。香典返し不要の旨を伝えて渡すこともできますが、それでも、ご遺族にとっては負担となってしまうかもしれません。

ご遺族が香典辞退をされる理由は様々で、故人の意思を尊重されている場合もあります。家族葬で香典辞退の意向がある場合、渡さないようにします。

3-2.供花や供物を送る場合は事前に確認する

家族葬で香典の代わりに供花や供物を送る場合は、送っても問題ないか、ご遺族や葬儀社などに事前に確認するようにします。

特に、葬儀に適切な供花は故人の宗教などによって異なるため、ご遺族にお花の種類まで伝えて確認できると安心です。

また、葬儀社や葬儀プランによっては、持ち込みの供花が禁止されていることもあります。ご遺族だけでなく、葬儀社にも事前確認しておくことが大切です。

3-3.参列辞退の意向がある場合は従い後日の弔問はタイミングを考える

参列辞退とは、香典辞退と同様に、ご遺族が「葬儀への参列はご遠慮ください」と、参列しないでほしい旨を表明することです。家族葬ではご遺族が家族以外の関係者に対して、参列辞退の意向を示すケースが多く見受けられます。

ご遺族に家族葬の参列辞退の意向がある場合は従い、事前確認後に弔電や供花・供物を送るなど、配慮することが大切です。また、後日ご自宅などを弔問する場合は、タイミングを考えるようにします。弔問の事前連絡は必ず行い、葬儀からしばらく日をあけて、四十九日までに訪問するのが基本的なマナーです。

ご遺族が香典を辞退されたときは意向に素直に従うことが大切(まとめ)

家族葬で香典辞退と伝えられた場合は、香典を持参しないのがマナーです。気持ちだからといって無理に渡すことは、ご遺族にとって負担となってしまう可能性があるため要注意です。

香典以外の方法で弔意を伝えたい場合は、弔電や供花・供物を送る方法があります。手紙を書いたり、落ち着いてから直接会って想いを伝えたりするだけでも、十分に弔意は伝わるはずです。

葬儀に参列できない場合には、後日改めて自宅に弔問することも可能ですが、その場合は必ず事前にご遺族の了承を得るようにします。連絡なしにご自宅へ弔問したり、香典を持参したりするのはマナー違反となるため、ご遺族の心情に配慮した適切な対応を心がけることが大切です。