お香典返し

― お香典返しとは―

お香典返しとは、葬儀の際にいただいたお香典へのお礼しとして遺族から参列者に贈る品物のことです。七七日忌（四十九日）の法要を終え、無事に忌明けを迎えた事をお伝えする内容のご挨拶状を添えて先様へ贈ります。お香典返し金額の目安は、いただいたお香典の半分相当をお返しする半返しが通例とされております。

― 即日返し後の香典返し―

お通夜や葬儀の際にお渡しする会葬御礼の返礼品を通常よりも高額な品で選び、お香典返しとしてお渡しする［即日返し（当日返し）］の場合は、お香典の金額に関わりなく、一律で同じ香典返しの品物をお渡しした事になります。

 

 

即日返しの品では不充分なお返しとなる程の高額なお香典を頂戴した場合は、忌明け後に改めてお香典返しを贈り、感謝の意を伝えるのがマナーと言われております。その際の金額目安は「香典の半額」から「即日返しの品物金額」を差引いた金額相当を目安にすると良いでしょう。

 

 

― お香典返しの品物について ―

従来のしきたりとして、お香典は不祝儀であるため、形が残らない食品や消耗品などのいわゆる「消え物」を選ぶのが良いとされてきました。

お茶・焼き海苔・お菓子などの食品や洗剤などが香典返しの定番です。近年は、カタログギフトを香典返しとして贈る方も増えています。

カタログギフトは、香典返しの品物を選ぶことに悩まされることなく、予算を決めるだけで贈れる手軽さも選ばれる理由のひとつです。